フォトログ

写真と言葉を伝えます。

退院後の初登山、高見石 術後3ヶ月と8日

 

登山に行こうと思うまでの経緯

退院後、体力をつけるためと写真が撮りたい欲に駆られて登ってきました。

当初は白駒池周回のつもりですが、なんやかんやあって高見石まで登ることになった話です。

 

結論から言えば、めちゃくちゃしんどいし、痛いし、心は折れるし大変な山行でした。

それでも自然の中に入れたことに嬉しさはありました。

 

事の顛末から話しますと、退院後は以前からライフワークにしていた写真撮影や登山が何もできなくなってストレスが溜まりまくったところからです。

家でモンハンさんブレイクをしていて最初の頃は良かったんですが、所詮ゲームの自然には満足できなくなり動くことにしました。

 

まず初めに言っておくと

最初の頃は、登山はする気ありませんでした。

どうしてかといえば、先生に止められていたからです。

理由は、下山できなかった時のリスクがでかいからとのこと…

 

言いたいことは非常によくわかります。

でも登りたかったんです。下界には飽きたんです。

そんな言い訳を携えて登る場所を考えていたら

「白駒池なら最後まで悩めるし良いんじゃね?」と思いました。

結果的に下山できたから良かったものの気が狂ってると思います。

 

そんな感じで白駒池に行くことが決まりました。

 

今更ですが白駒池の情報です。

 

白駒池とは

yachiho-kogen.jp

いつだったか、大人の休日倶楽部のCMで吉永小百合さんが行ったことで有名になったと思います。

 

夏は原生林の中を歩いて森林浴、秋には白駒池に紅葉が反射して綺麗です。

池周囲は木道で整備されており簡単な運動靴で歩けるのでおすすめの観光スポットです。

 

白駒池、高見石登山

さて、山行の話に移ります。

 

駐車場に到着したのは10時頃、駐車場はほぼ満車でした。

初めの予定では有料駐車場の近くに無料駐車場(登山者がほとんど)があるのでそこからスタートして樹林帯を歩こうと思っていたのですが、無料駐車場は満車だったので予定変更し有料駐車場へ…この時に計画は狂い始めてました。

 

ちなみに、有料駐車場にはライブカメラがあるので事前に確認しておくのもありです。

 

そんな感じで準備を始め登山スタート。

 

まずは、予定通り白駒池周回です。

以前は右回りで回ることが多かったので、今回はなんとなく左回りから始めました。

 

左回りは青苔荘方面ですね。

白駒池周回は基本的に木道があるので、足腰が悪くても歩けます。

時々、木道が腐ってたりもあるんですがそれは足腰の運動応用編ぐらいなもんです。

少し注意すれば歩けました。

 

周回をしているとほとんど高齢者で服装もハイキンング程度の簡単な人が多いです。

そんな場所なんで、リハビリにちょうど良いですよね。

 

そんな感じで、歩くこと3分の2ぐらいですかね、高見石方面への分岐にたどり着きます。

この時は、膝に痛みはなくなんなら体力も余っているかなって感じでした。

それもあって、気の迷いで高見石へ行きました…

 

ちなみに、高見石へ行くには2つルートがあって今回歩いた道は等高線を見た感じではもう一つのルートに比べて少し登りが厳しいかなといった所見です。

 

現時点での膝は登りの方が安定していると思ったのも、登り始めたきっかけです。

 

登り始めて半分ぐらいだったと思います。

膝が少し痛くなっていました。痛い箇所は最近ずっと同じで膝の外側です。

この時は、まだ歩くのに不便ということはなかったです。高見石まで持ってくれと願っていました。

 

次に変化があったのは、登り始めて3分の2辺りです。

膝の痛みがいよいよしんどくなってきました。歩く感覚でいうとわりとギリギリだったと思います。

右足に荷重が乗るときは枝や幹、石に手を着かないと厳しい感じでした。

それでなんとか高見石小屋につくことはできました。

 

小屋で一息ついて、膝はわずかに回復しました。

それもあって高見石へ登ってしまいました…

結論から言えば頂上まで行き、景色も楽しめたので後悔はありません!

 

ただ、道中が問題でした。

高見石へは基本は身の丈ほどの岩なので3点支持をしたり大きく体を動かす必要があります。

なんとかなりましたが、結構ギリギリで時間はかかりました。

岩場は無理なんだなと身を染みてわかりました。笑

 

それで、小屋に再度到着し昼を食べて一息休憩をして下山です。

下山ではトレッキングポールを使いました。念の為持ってきておいて大正解です。

 

トレッキングポールは右足の荷重を減らすために使っていました。

感覚的には右足の荷重は体重の3分の1ぐらいしか乗せていなかったと思います。

体重を乗せると、痛みで膝から折れてしまうと思って乗せられませんでした。

 

こんな感じで、歩くのが本当にギリギリな感じで無事白駒池に到着はしました。

 

あとは、駐車場に戻るだけですが膝は歩くだけで痛いので軽く曲げてほとんどトレッキングポールに体重を乗せていたので側から見てもだいぶヤバい人に映ったと思います。笑

 

少し長くなってしまいましたが、高見石までの山行はこんな感じです。

 

まとめ

結果的に帰ってこれたから良かったものの何かあれば帰れなくなってもおかしくなかったので反省点の方が多いですね。

 

術後からまだ3ヶ月と少ししか経ってないのに無茶が過ぎました…

筋トレと療養が大事なんだと身に染みてわかりました。

 

しばらくは散歩程度にしときます。